ハイエースキャンピングカーにマックスファン(ベンチレータ)取付け

車中泊と言えば、夏の蒸し暑さ。冬は、電気毛布でしのぐ事も可能ですが、夏の暑さはどうにもなりません。



ということで、自作キャンピングカーの最大の難関というべきか、ベンチレーター(換気扇)。
なぜ難関かというと、もちろん屋根をくり抜くという勇気。
すでに、FFヒータの取付で、床板は穴を開けたことがあるので、まあまあ免疫は出来てます。
余談ですが、ずっと、綴りがMAXFANだと思っていたのですが、正しくはMAXXFANみたいです。
じゃーん「マックファン リモコンモデル」。ということで、手元にあります。という事は、もうやるしかありません。

屋根の厚みはこれくらいに対応しています。もちろんハイエースの薄い屋根は余り過ぎるほど。
ということで試運転。リモコンモデルなので、リモコンのスイッチを押すと ウイーンとフタが上がり、回転。おおー。
ちなみにアメリカ製という事で、黒(プラス)、白(マイナス)線。
黒線に、+と書いてある。
プラスマイナスだけで、ACCもなく、これは簡単。
取り付け場所は、現在蛍光灯が付いている場所(荷室のど真ん中)が良さそうだけど、もう付いているし、 窓がスライドドアの位置にしかないので、後ろの方の熱気も逃げるだろうしと、もう一段階後ろに決定。
ということで、くりぬき開始。室内からドリルで四隅に丸い穴を開け、外からジグソーで切リました。
ちなみに、いい加減さも手伝って、ジグソーの歯は、途中で折れてしまって3本使いました。
切り抜き完了で、試しにはめてみる。
おー。ぴったりはまった。
ちなみに、このカバーが黒いタイプは、プラスチックが半透明なので、写真のように、外光が少しだけ入る感じです。
この場所への取付だと、柱と柱の間が狭いために、柱の、のりしろ部分を切る必要がありました。
ボディ外板と、柱の2枚の鉄板が重なった部分を切る必要があるため、ちょっと一手間かかるので、 面倒といえば面倒なので、一つ前の部分に取り付けたほうが楽です(間隔が広い)。

実際のマックスファン固定
ボディにコーキング剤を塗る。凸凹があるので、たっぷり塗る
写真の5倍くらい盛った
MAXXFANの土台だけ外れるので、土台に、たっぷり塗る
たっぷり塗ったら、ネジで固定。
下穴を開けなくても、グリグリーと30秒ぐらい当てていると空きます。
土台をはめたら、さらに回りに、これでもかという位コーキング
ネジの頭にもコーキング。
ここだけで、ほぼ1本使いました。
そしたら、MAXXFAN本体をかぶせる。
カバーを上げ、横から4箇所ネジ止め。外は完了!
よく出来ました。

土台固定用のネジと、本体固定用の4本のネジの長さと太さが違います。
一つの袋に入っているので、気をつけましょう。
1本間違えました。

そして内側
厚みのあった、枠を3分の1程にカット。
短くカットしてある所は、電線を通すためだけど、やらなくても大丈夫そう。

こんな感じだったかと。
はめ込み。
内側の枠は4本のネジで止めるんですけど、ちょうど、柱(鉄骨)の部分があるので、ちょうどいいやと 思っていたら、逆さまな体勢という事もあり、硬いくて穴が開かずに断念。
90度回転させ、内張りにネジを固定することに。まあまあ固定されたので とりあえずこれでいいや。
ということで、完成。
ファンのスピードは10%から100%まで変えられますが、10%だと、夏の熱気は出しきれないようです。
100%にすると、かなりの風量ですが、うるさいです。イメージ的には、台所に付ける換気扇といった所でしょうか。
スライドドアの窓を開けるなどして、入り口を作ってあげないと、ブオーっと空気の流れが苦しい音がします。
車の窓を開けると、ファーっと窓から風が入ってきます。たとえば、運転席に座って、助手席の窓を半分くらいあけると、 顔に風が当たるのが分かる位、けっこうな勢いで入ってきます。
3分の1くらい窓を開けると、風の音の感じからして、空気がうまく抜けていくような感じです。
リアの小窓は、半分くらい開ければ大丈夫な感じです。アミエース(網戸)とセットがいいと思います。
モードを室内向きの風(IN)にすると、扇風機のように風が来ます。
もちろん外の空気なので、普通に室内で扇風機を回すより涼しいです。
扇風機は撤去して良さそうです。
これで、寝る時のムシムシさから開放されそうです。

電流は、設置途中で、ちょっと測って見たのですが
100%で4A位
50%で1.3A位
10%で0.3A位
だったと思います。
付けている100Wのソーラーパネルだと5A発電するのでお釣りがでます。

それと、外のカバーを下げた状態で、どれくらい空気が出ていくのか気になっていたのですが、 どうやら、風の音の感じからしても、ほとんど流れていません。
説明書きにも、シーリングモードとなっていて、室内の空気を回すだけのようです。

網戸は標準装備でした。 ちなみに、リモコンの温度表示が「°F」なのですが、「°C」にするには、温度の上下ボタンを両方同時に押すと切り替わります。

これは、おすすめです。


MAXXFANまでは無理という場合には、窓にも付けられるという、
FIAMMAのターボキットが、値段もお手ごろで、お試しという事では、いいんじゃないでしょうか。
ただ、天井の方の熱気がこれで排出できるか分かりません。
FIAMMAターボキット


MAXXFAN壊れた

暑い季節が来たので、リモコンでオンにしたら、ファンは回るけど、ふたが上がらない。
手動で上げると上がるんだけど、モーターが何かおかしい。

ということで、ふたを外してみた。
で、びっくり。ふたを上げるレバーが折れてる。


折れた部品だけ外すとこんな感じ
2本のレバーでふたの両横を押して上げるのだが、それの1本が折れてる。
しかし、折れているだけなら、補修すればいいとおもっていたが、 モーターの回る時間が0.5秒ぐらいで止まる。本来であれば、ふたが完全に上がるまで5秒くらいまわるのだけど。 なんでこんなんなっているのだろう?
ということで、しょうがないので、ファンは回るので、しばらく手動で開け閉めしてしのぐことにしよう。


それと、今回こういうことになって気が付いたけど、 電源コードはファンを外しても動かせるように長めに配線を置いておいた方がいいようだ。 短かったので、ファンを丸ごと外しても移動させることができなかった。



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